はじめに
今後メンタルの話は分かりやすいように記事の頭に【メンタル】を付けていこうかと思う。メンタルの話に触れたくない人や、逆に興味がある人などがタイトルで判断できるように。
調子が悪い時の「奇行」
体調と同じでメンタルも好調の時と不調の時があるのは普通に想像できると思う。
身体のどこかがめっちゃ痛い時とかを想像してみて欲しいんだけど、どうにか痛みを紛らわせようとして、周りからは奇行に見える行動を取ることがあると思う。喉が痛かったら完全に気休めだけどうがいしてみたり大量ののど飴を舐めてみたり、お腹がめっちゃ痛かったら例えお腹を下してなくてもトイレに何度も行ったり、腰が痛かったら少しでも痛みが和らぐ体勢を取ろうとして変な格好になったりした経験は誰しもあると思っている。
それはなんでかって考えると、みんな素人で、正しい対処方法がわからないからだ。
メンタルの調子が悪い時も、どうにか調子を良くしようとして試行錯誤することがよくある。寝たら良くなるんじゃないかとか、いやいっそ寝ずに働き続けた方が気が紛れるんじゃないかとか、食べ物をいっぱい食べてみたり逆に食事を抜いてみたり。それは時に周りからは「奇行」に映ると思う。
これも身体が痛い時とかと同じく、みんな素人で、正しい対処方法がわからないからだ。
医者に定期的に通っていたとしても、特定の日、や特定の期間、調子が悪いということはよくあって、そういう時に「試行錯誤」する人は多いんじゃないかと思う。なので、病んでいる人がちょっとおかしな行動を取り始めた時に、「こいつやばい」と思って反射的に距離を取っちゃうこともあると思うんだけど、もしかしたら試行錯誤の最中かもしれないので、そっと様子を見守ってくれてもいいかもしれない。
何が言いたいかというと、「メンタルを病んだ(病んでいる)人」もメンタルの素人で、どうにかして日々を生きてるんだってことです。
おわりに
タッピングというケアの方法もあって、これは身体の一部を順番にトントンって叩いたりすることで気持ちを整理したり不安を和らげたりする効果がある。これをやっている人も周りから見たら奇行に映るんじゃないかなーと思うけど、立派な治療行為だ。
ちなみに自分がよくやるのは、「鼻歌を歌う」である。鼻歌を歌っている間はそっちに集中できて気が紛れるからだ。ふつう鼻歌を歌う人って機嫌がいいサインだと思うけど、自分の場合メンタルがちょっとやばい時のことが多い(※)。
(※)完全に余談だけど「獣になれない私たち」というドラマで、新垣結衣が演じる主人公が淡々と仕事をこなしながら心の中で延々と「幸せなら手を叩こう」をリフレインするというシーンがあって、メンタルがやばい時の解像度が高いなと思った。